2004.8 中国ヤンケン村ワークキャンプ感想文
槻美代子(総リーダー)
6月末に中国の学生から『明日ヤンケン村に行くんだぁ』と聞いて私は飛び上がった(><)
2月に勧誘した学生からの言葉。そのころ日本では中国=SARS(重症急性呼吸器症候群)の情報があり5月の時点で夏のキャンプの準備をあきらめていた。しかしその学生の言葉を聞いて私と純子は2人で燃え上がった!!!『2月に蒔いた種が今芽を出しそうだから水をやりにいかねば』と。でなければ、せっかく今中国の学生が立ち上がってくれているのに芽が枯れてしまうと思った。
1ヶ月で準備するのは大変なことだった。大事な試験が控えているというのに心はいつも中国ワークキャンプのことだった。準備しているときも考えているときも心の中がワクワクしていてずっと1ヶ月間興奮状態だった。あまりに興奮しすぎて気が狂いそうだった。みんなが楽しんでくれてまた参加したくなるようなキャンプにしよう。みんながハンセン病のことを理解してくれてまた村に来てくれるようにしよう。ずっとずっとそのことを考えていた。
キャンプが始まってそしてすぐに終わってしまった。キャンプが終わってから私は今回のキャンプは失敗だったと思った。参加者の顔色ばかりが気になって思う存分楽しめなかったのだ。そして、意思統一できずみんなに無駄な時間を過ごさせてしまったとばかり思っていた。中国の子とも意見が合わなかったり、私の説明も不足していたりしていた。その時他のメンバーにはとても助けてもらった。今まで言葉の壁なんてジェスチャーや心で伝わるわ!と思っていたが今回言葉の壁はあった。中国語が分からないというだけの言葉の壁ではなく、言葉が通じないから変な誤解をしてしまうという壁。知らない間に自分が相手を理解しようとしない心の壁が出来ていたのだ。だから正直中国のみんなが自分の敵に見えたこともあった。
しかし今回文集を作るためにみんなに感想文を書いてもらったが、私はみんなの感想を読んで本当にうれしくなった。これまた飛び上がるぐらいにうれしくなった。願っていたとおり、中国の子に私達FIWCの活動が理解してもらえたようだから。そして村にまた訪れたいと言ってもらえたのが何よりである。キャンプも楽しかったといってもらえてますますうれしい。今は一緒にキャンプができて本当によかったと思っている。早くまたみんなに会いたい。早く会いたいよーーーー。ほんとに早く会いたいよーーーーーーーーーーーーーー。
今度会うときはもっともっと話をしてお互いに理解し会えたらいいな。ただ今中国語勉強中。
キャンプ中に僚太郎と学生ネットワーク作り第一歩目に乾杯した。美味しいお酒だった。今度はもっと美味しいお酒が中国の学生とも飲めるように祈っている。
9月に勧誘活動をして10月にキャンプをする話を聞いたときも感動した。
中国に蒔いた種(勧誘活動)に水をやったら(ワークキャンプ)どんどん今は茎が伸びてきた(中国の学生が中心となって活動し始めてきた)感じがする。もし枯れそうなら何度も中国に水をやりに行くだろう。中国で花が咲くまで(ハンセン病の人が差別を受けなくなるその日まで)。
それまで一緒に頑張っていきましょう。
今回参加してくれたみんな本当にありがとう。
P.S. ポケットありまーす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!by 没袋子
Always be fine and happy....smile
[槻美代子、2003年10月]