私たち、フレンズ国際労働キャンプ(FIWC)関西委員会は、来る2004年2月に日中合同ワークキャンプを開催します。現在、民族、国籍、宗教、性別、年齢、社会的身分、主義・主張等にとらわれず、参加者募集しています。私たちや中国の学生達とともに、一生懸命働き汗を流し、寝食をともにし、お互いの交流を深めませんか?
2004年2月の中国ワークキャンプは、平山村とヤンケン村の2つの村で開催し、平山村のキャンプ後、ヤンケン村に移動します。
キャンプ地 | 平山村(ハンセン病医院)、ヤンケン村(同) |
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日程 | 2004年2月4日〜2月23日 2.4 関西空港出発 2.7〜13 平山村でワークキャンプ 2.14〜15 桂林を観光←平山村の村人が案内してくださるかも。 2.17〜22 ヤンケン村でのワークキャンプ |
ワーク予定内容 | 水道の拡張工事(平山村) 衛星アンテナの設置※未定(ヤンケン村) |
参加費(前年度) | 9万円(往復の交通費、保険代込み) |
募集人数 | 10名(先着順) |
申込み締切 | 2004年1月27日まで 募集を締め切りました |
主催 | フレンズ国際労働キャンプ(FIWC)関西委員会 |
京都会場 | 1月15日(木) 18:00〜21:00 |
京都市中京区青少年活動センター(ウイングス京都) Tel: 075-231-0640 地下鉄四条駅から徒歩約5分、京阪四条駅から徒歩約15分 詳しい地図はこちら |
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大阪会場 | 1月17日(土) 13:00〜17:00 |
飛鳥人権文化センター Tel: 06-6323-6721 阪急崇禅寺駅下車すぐ、又はJR新大阪駅から徒歩15分 詳しい地図はこちら |
平山村は1963年に設立され、最大で500人以上が住んでいた。現在は62名が3つの地区に分かれて住んでいる。近く、2つの地区に統合されるという。結婚している村人は28組で、その子供たちはすべて村を出た。
政府から支給される生活費は1人あたり1ヶ月153元(約2295円)で、医療費は8〜12元(約120〜180円)だ。村から歩いて30分以上かかる平山医院に医師はいるが、薬がないそうだ。
村の家々は古い。しかし頑丈な岩造りの壁は崩れる気配がない。ただ、屋根は内側からムシロのようなもので補強してある。
電気はあるが、ガスがない。水道はあるが、60名以上が住む広大な村に6コほどだ。岩で囲いをつくり、木で屋根をつけただけのトイレなら村に何個かある。
特徴的なのは、寒いことだ。吐く息が白い。村人は木炭で暖を取る。50キロで45元(約675円)だという。153元で生活する村人には痛い出費だ。しかし、これを買わないわけにはいかない。
今回のキャンプでは水道管を村にめぐらせ、各家に一個、計62個の蛇口を取り付けるワークを行います。現在村には水道があまり張りめぐられておらず、全体でも蛇口が6つしかありません。寒い冬、水を汲みに外に出ると体が冷え切ってしまい、不便しています。
ヤンケン村は1956年に設立された。現在31名の陰性治癒者が住んでいる。平均60歳くらい。50代が5人、30台が1人。その他子供が2人いるが一人は学校のため、村にいない。HANDA(中国ハンセン病医療ボランティア団体)の医療訪問が月に1回あり、村人の治療を施している。政府から月150元の支援金を受け生活している。その他水は無料で使える。村の中には鶏や、犬がたくさんいる。生活の足しにと売ったりしている。
村にテレビが1つあるが、チャンネルは2つだけ。衛星アンテナをつけると様々な番組が見ることができるので、衛星アンテナが欲しいと村人は訴える。
[フレンズ国際労働キャンプ(FIWC)関西委員会]