A棟 |
B棟 |
2002年から2003年にかけて中国でのワークキャンプを行うリンホウ医院の概要と、必要とされるワークについて。
以上の項目に加え、部屋の掃除や、買い物・水汲みなどの手伝い、現在の住居の補修(一時的なもの)がある。
一番大きいワークは住居の新築および改築である。
現在、点在して居住している患者を1箇所に集めるためだ。このことは村の人も便利でよいと言っている。ただ、水を運んで少しの収入を得ている者がおり、収入がなくなるとの心配もある。しかし、買い物など水運びに変わる収入源が容易に思いつくので問題ではない。
現存のB棟は構造上倒壊しやすい上に老朽化が進み、倒壊する危険性があるので取り壊す。その場所にL字型の住居を新築する。A棟は屋根が瓦でないため、夏の間は室内が暑く、住むことができない。これを改善するために、屋根の上にもう1つ屋根を設置することにより、空間を作って風を通す。A棟は8部屋、B棟には7部屋と倉庫、娯楽室となる。
建物の建築には、地元の建設業者に依頼する。危険度の低い作業はワークキャンプでキャンパーが関わることもできるだろう。A棟の屋根は、基本設計を業者に依頼し、設置はワークキャンプで行う。 トイレは、フィリピンやバングラデシュでの経験を生かし、ワークキャンプで設置する。
井戸はポンプが壊れているため、溜まっている水を汲んでいる状態。ポンプを新設し、水道で住居まで水を引く。100m程度。
キッチンは、ガスコンロは、ガス代をまかなうことができない、ガスボンベを運べないなどの理由により設置しない。いくつかの七輪を置く。
[茂木亮 2002年9月17日]