明治40年に「癩予防ニ関スル件」が制定され、1996年まで続いた日本の隔離政策。
ハンセン病患者に対する強制的な隔離を生んだ、日本の過去の法律を紹介します。
1996年に廃止され、強制隔離された患者に対する医療の継続や生活の保障を定めた、
「らい予防法廃止に関する法律」が同年に制定されました。
文中に「癩(らい)」や「癩病」、「癩患者」などと表記されていることがあります。ハンセン病のことを癩と呼んでいた時代がありますが、「癩」には差別的な意味合いも含まれるという意見もあり、現在は「ハンセン病」としています。本ウェブサイトでは、過去の文献で表記されている場合や、著者の意向を尊重した場合など、「癩」と表記されている場合があります。「癩」という言葉は、使い方によって差別的な意味合いを含むことがありますのでご注意ください。