韓国では、ハンセン病快復者が自立した生活を送るために「定着村」事業を進めてきました。
病院や療養所から、新しく開拓した農村に移り住み、有畜農業を中心とした生活を送っています。
国家の主導のもと、早い時期から「強制隔離」ではない「自立支援」のハンセン病政策を推進していた韓国。その独特なハンセン病政策とはどういうものか、歴史の流れに沿って解説します。
各文中に「癩(らい)」や「癩病」、「癩患者」などと表記されていることがあります。ハンセン病のことを癩と呼んでいた時代がありますが、「癩」には差別的な意味合いも含まれるという意見もあり、現在は「ハンセン病」としています。本ウェブサイトでは、過去の文献で表記されている場合や、著者の意向を尊重した場合など、「癩」と表記されている場合があります。「癩」という言葉は、使い方によって差別的な意味合いを含むことがありますのでご注意ください。
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