"FIWC"とは正式名称を「フレンズ国際労働キャンプ」(英名:Friends International Work Camps)といいます。1950年代より国内外でワークキャンプを行っています。
現在、FIWC関東委員会、FIWC関西委員会、FIWC広島委員会、FIWC九州委員会があり、それぞれが単独の団体として独自の活動しています。かつては、名古屋委員会や北九州委員会などもありました。
国内では、1963年にハンセン病快復者がある施設で宿泊拒否されたことを聞いたFIWC関西委員会の学生達が、誰でも泊まれる施設を作ろうと、奈良に自力で交流の家(むすびのいえ)を建設し、FIWC関西委員会は現在もそこを拠点としています。
ここ30数年間は、主に年2〜3回行われる韓国のハンセン病快復者の村におけるワークキャンプ(道路舗装、石垣積み、養豚・養鶏の手伝いなど)を、韓国・忠南大学「助癩会」や外語大学「ハナ会」の学生らと共に行ったり、フィリピンでの水道整備などを行ってきました。また、1995年の阪神淡路大震災では、避難所や小規模作業所での救援活動、仮設住宅での足湯マッサージやバザー開催などを行いました。
2001年には、日韓合同ワークキャンプを続けてきた韓国の有志とともに、活動の場を中国のハンセン病の村へと広げています。2004年からはネパールでワークキャンプを開催し、山岳地域での生活環境改善や障がい児学校の建設支援などを行っています。
また、最近の日常的なワークキャンプとしては、ハンセン病療養所での資料整理や入所者の方々との交流、障がい者の作業所での手伝い、農場でのレクリエーションキャンプなども行っています。