写真:太田順一
ひとり芝居
「地面の底がぬけたんです」の紹介です。
このひとり芝居の上演先を募集しています。
詳しくは下記にお問い合わせください。
(株)東京音楽文化センター 担当:木村聖哉
東京都港区虎ノ門2-6-4 第11森ビル1階
〒105-0001
Tel. 03-3501-9188 Fax. 03-3591-0017
1. | このひとり芝居は元ハンセン病患者の不屈の生涯を描いた感動的な芝居です。 決して暗くてみじめな内容ではありません。 人間の生き方を深く考えさせる芝居です。 |
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2. | 原作は藤本とし著「地面の底がぬけたんです」(思想の科学社)で、 芝居は著者が書いた文章、語った言葉を元に構成されています。 |
3. | 藤本としは1901年東京に生まれ、18歳で発病、やがて手足がマヒし、47歳のとき失明しました。 そうした体の不自由にもかかわらず、舌で点字を読み、文章を書き、ユーモアを忘れず、 苦難を耐え抜いて1987年岡山にある国立療養所邑久光明園で死去。享年86歳でした。 |
4. | 藤本としに扮するのは、宮沢賢治・高村光太郎・岡本かの子・石牟礼道子らの作品を ひとり芝居にして長年演じてきた役者の結純子(ゆいじゅんこ)です。 |
5. | 舞台では装置は何も使いません。照明と効果音だけを用い、 結純子がみずみずしい感性と豊かな表現力で語り演じます。 上演時間は1時間40分(休憩なし)。 |
6. | この芝居は2001年10月、大阪・京都・鳥取で旗揚げ、 以来、関東、関西、中国、四国、九州、東北など各地で公演し、観客に深い感動を与えています。 観客の対象は中学生から高齢者まで。 |
7. | 観客アンケートには「すごい衝撃でした」「魂をゆさぶられる芝居だ」「感動でいっぱいです」 「ハンセン病がどんな病気かよくわかった」「人間は何と可能性に満ちているのだろう」 「元気をもらいました」「自分の生き方を問われた」など、思いの丈があふれています。 |
8. | この芝居は、加賀田一(長島愛生園元自治会会長)、鶴見俊輔(哲学者)、 岡部伊都子(随筆家)、徳永進(医師、エッセイスト)、筑紫哲也(ニュースキャスター) といった識者が推薦し、応援しています。 |
9. | 主催は個人・団体の有志による実行委員会か、自治体関係が主ですが、だれでも歓迎。 会場は100人から2000人規模までさまざまなスペースでやっております。 |
1901年東京生まれ。18歳の時にハンセン病を発病。その後、手足が麻痺し、失明する。身体の不自由にもかかわらず、点字を習い、文章を書き、笑いを忘れず仲間に慕われる。1987年、岡山県の国立療養所邑久光明園で逝去。86歳だった。今回の原作「地面の底がぬけたんです」は彼女の感情的な随筆集。思想の科学社からの出版にあたっては、元交流の家管理人、飯川梨貴さんと編集者、那須正尚さんの尽力があった。
東京生まれ。複数の劇団に所属した後、自ら劇団を創り、女優・構成・演出家として活動。構成・演出家としては愚安亭遊佐のひとり芝居「人生勝負一発」で文化庁芸術祭優秀賞を受賞。現在は自ら女優としてひとり芝居の作品を各地で公演するとともに、演劇ワークショップを指導して全く新しいスタイルの舞台を作り、好評を得ている。「地面の底がぬけたんです」は自分のライフワークにしたいと張り切っている。
[2003年4月、木村聖哉(フレンズ国際労働キャンプ関東委員会)]