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ジョナフェ・キャンプ感想文集

生が〜になってくれれば  イ・ギョンミ

 たとえ人からは注目されていなくても、自分自身が満足できる生を送りたかった。
生は、私自身をとても小さく作り上げる。そんな小さな私が見たとても大きな世界!
利己心、嘘、外づら…、その全てが、とてつもない事ばかりだった。
入る扉が狭すぎて、やせ細った人だけしか入って来れないという「大学」という所…。この国の若者だからこそ、心を痛めなければならないことが、私たちの胸の中にはたえずある。ハンセン病にかかった人たちのことが、今までの私にとっては、遠い国の童話の中の物語としてしか感じられなかった…。ジョナフェの扉をノックする前は、私も周りの大人たちとイコールで結べるくらいにハンセン氏病に対して恐れを抱いていた。でも、私たちが食べる卵のほとんどが、定着村から出荷されて来たものだということを知ってからは、卵を見るたびに、今まで彼らを偏見をもって見ていた私自身の穴のあいた心に、つい笑ってしまう。
生は孤独な人たちを、いつまで冷遇しなければならないのか。人間ならば、誰しも誇らしい触れあいを求めている。そして、私たち自身が、誰に対しても、常に人間らしい触れあいを心に留めながら接して行くことができれば…。若者たちよ!私たちにとって、これに勝るもっと大きな慰めが、いったいどこにあるのか、探しに行こうよ。
ハンセン病に対する自分自身の無知とはさよならをして、これからは勇気をもって闘って行きたい。誰よりも私たち一人一人が率先して、ハンセン氏病に対する社会の認識を直して行くのがジョナフェの課題だと信じている。これからはハンセン氏病に関する体系的で、より積極的な勉強会がもっと開かれることを期待する。
コロンブスがアメリカ大陸を発見したように、「私たちは大学生活から墨の香りよりも、もっと濃い人間の匂いを発見したんだ!」ということを、自信をもって人に話せる日が一日でも来るように。

[イ・ギョンミ、1990年〜1992年、ジョナフェ・サークル誌]

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